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第31回土木施工技術報告会を開催
2023年11月13日
佐藤工業は、2023年11月10日(金)、茨城県つくば市の「技術センターSOU」をメイン会場として、『第31回土木施工技術報告会』を開催しました。
今回も多くの職員が聴講できるようWEB会議システムを活用し、海外を含む本・支店など10会場を結んで約160名が参加。川田工業(株)・川田建設(株)・若築建設(株)からもご出席いただきました。また作業所等の職員各自がPC・タブレットでも視聴できるようZOOM方式を利用して発表内容を配信。
開会にあたり平間社長は、「当報告会は技術の研鑽の場として、またプレゼン力向上の場として、非常に有用な機会であり、技術の継承、意識の向上につながると考えています。今回の特徴は、厳しい制約条件を克服した報文が多くあること、また生産性の向上やDX化の事例も多く、さらなる展開が期待されます。総合的な現場力の向上につながるとともに、創業161年を迎えた当社のさらなる発展を支えていくものと確信しており、日常の業務やさらなる技術開発に役立ててほしい」と挨拶しました。
その後、国内外からの44編の報告のうち以下の13編が発表。加えて技術センターでの取り組みについて2件の報告がありました。
当社ではこれからも、施工現場における創意工夫、顧客や地域の皆さまの満足度向上への取り組み、環境配慮への取り組み、CIM・ICTの活用事例などを水平展開していき、総合的な技術力・現場力の向上を図るとともに、社会的使命を果たす真摯なものづくりに取り組んでいきます。
【発表報文】(発表順・敬称略)
1.トンネル大量湧水の処理方法、排水処理設備」
札幌支店 内浦トンネル(作) 三枝 和希
2.「高熱隧道の安全対策工事」
北陸支店 黒部ルート(作) 猪股 大
3.「土工事における近隣住民対策」
大阪支店 鎌手(作) 永野 隆太
4.「エアーモルタルを使用したシールド到達」
東北支店 住吉シールド(作) 田中 功一郎
5.「切梁支障部におけるC-Boxの据付」
名古屋支店 泰明町(作) 岡部 駿介
6.「運用中の共同水路内への仮締切設置」
北陸支店 庄東(作) 坂井 真
7.「フルオートコンピュータジャンボを用いた自動穿孔作業における操作方法ならびに課題(問題点)と対策」
東北支店 丸森トンネル(作) 加藤 慧
8.「高周波誘導加熱法を用いたリベット打設の新工法」
川田工業(株)橋梁事業部 開発部 湯田 誠
9.「鋼桁ケレン装置の開発と実装-北陸自動車道の床版取替え工事」
川田建設(株)技術本部 技術部 機械技術開発室 赤地 一彦
10.「仮設屋根を用いた冬期中(北陸)における生コンクリートの打設方法および品質管理」
北陸支店 七尾バイオマス(作) 平井 義明
11.「青森県弘前市での大型躯体の冬期施工における養生と温度管理」
東北支店 樋の口(土木)(作)石井 啓介
12.「自律水温制御パイプクーリングシステムによる橋梁下部工の温度ひび割れ防止」
若築建設(株)技術研究所 壹岐 直之
13.「銀座線浅草駅構内 框構造部の鉄筋コンクリートこわし」
東京支店 メトロ浅草(作) 飯島 晶
【技術センターの取り組み報告】
◆「『自己充塡覆工構築システム』の開発と現場適用」
土木研究部 小山 広光
◆「生産性向上に向けたDX関連システムの活用」
生産推進部 土木生産推進課 小澤 周平