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第32回土木施工技術報告会を開催

2024年11月07日

 佐藤工業は、2024年11月1日(金)、茨城県つくば市の「技術センターSOU」をメイン会場として、『第32回土木施工技術報告会』を開催しました。
 今回も多くの職員が聴講できるように、海外を含む本・支店など8会場をWeb会議システムで結び、また作業所所属の職員各自がPC・タブレットで視聴することも可能にして、約160名が参加。川田テクノロジーズ(株)・川田建設(株)・若築建設(株)からもご出席いただきました。
 開会にあたり平間社長は、「当報告会は、技術の研鑽の場として、またプレゼン力向上の場として、非常に有用な機会。個々のブラッシュアップ、そして技術の継承、意識の向上につながるものと考えています。今回の発表では、能登半島地震への対応や、シンガポールの現地職員からの発表があります。報文には、厳しい制約条件を克服した事例や、思わぬトラブルへの対応、自動化・遠隔臨場等の最新DXへの取り組みなど、各現場に水平展開が期待されるキーワードが数多く見受けられます。またこれまでの集積された数多くの報文からも、現場でのナレッジマネジメントの一環として役立ててほしい」と挨拶しました。
 その後、国内外からの46編の報告のうち以下の15編について発表。加えて、「自己充填覆工構築システムの汎用化へ向けた取り組み」や、「DX関連システムを利用した生産性向上の取り組み」、さらには「能登半島地震 災害復旧業務」についての報告も行われました。
 当社ではこれからも、施工現場における創意工夫、顧客や地域の皆さまの満足度向上や環境配慮といった取り組み、またCIM・ICTの活用事例などを水平展開していき、総合的な技術力・現場力の向上を図るとともに、社会的使命を果たす真摯なものづくりに尽力してまいります。
 
 
【発表報文】(発表順・敬称略)
 1.「能登半島地震による構造物基礎杭の損傷調査」
    北陸支店 平井 義明
 2.「コンパクトシールド工法における分割発進について」
    名古屋支店 山形 俊文
 3.「地中連続壁のソイル壁延長による盤ぶくれ対策について」 
    東京支店 松島 孝浩
 4.「文化財近接工区における大断面トンネルの施工について」 
    九州支店 田代 怜
 5.「スクリューコンベア球面ゲート破損について」 
    東北支店 笠間 美映
 6.「泥炭性軟弱地盤の地盤改良について」 
    札幌支店 広瀬 将悟
 7.「遠隔臨場によるトンネル岩判定の取り組み」 
    大阪支店 飯塚 建
 8.「Prediction and Consideration of Causes of Ground Subsidence of Runway 2」
    シンガポール支店 Lee Hong Keng
 9.「3Dデジタル溶接マスクによる溶接教育のDXの実現」 
    川田テクノロジーズ(株) 技術研究所 岡本 勇也
 10.「鋼高架橋における鋼部材の予防保全事例の紹介」
    川田建設(株) 東京支店 川合 徳男
 11.「ダンプトラックの自動運転について」
    東北支店 渡邊 響介
 12.「トンネル坑口部における法面崩落の発生と対応について」
    北陸支店 橋上 大暉
 13.「コンクリートAI締固め管理システムの開発」 
    若築建設(株) 技術研究所 秋山 哲治
 14.「耐震補強(リニューアル)工事で生じた 各種の修正設計対応と実施工について」
    大阪支店 萩原 俊樹
 15.「ソイルセメント柱列壁におけるTRD工法の導入」 
    名古屋支店 若島 久将
 
【技術センターの取り組み報告】
 ◆ 「自己充塡覆工構築システムの汎用化へ向けた取り組み」 
    技術センター 藤原 正佑
 ◆ 「DX関連システムを利用した生産性向上の取り組み」 
    技術センター 小川 瑛子
【特別報告】
 ◆ 「能登半島地震 災害復旧業務報告」
    土木事業本部 三野 栄作

 

開会挨拶をする平間社長

開会挨拶をする平間社長

報告会の様子

報告会の様子